横浜のゴスペルクワイア YCCゴスペルラヴァーズmamaの日記♪

探し物をしていたら、我が青春の街 祐天寺の写真が出てきた。

駅前の中川書店や名前忘れた‥喫茶店や
お風呂屋さんはまだあるのかな?
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若かったあの頃 何も怖くなかったかった〜🎵
イヤイヤ 怖いことあったさー。

初めての一人暮らしは、祐天寺の駅前、果物屋の二階の
男子禁制のボロアパート。というか下宿って感じ。
夜10時が門限で、遅れようものなら、大家のお爺さんの
超大目玉を喰らった。
時々出没するネズミ🐀を捕まえて、そのたびに
大家のお婆さんから、お駄賃に果物を一皿もらったっけ。

冷え込んだ冬の朝、年の暮れに近かったと思う。
裸足にパジャマで、共同トイレに入って
出ようとしたら、木のかんぬき錠っていうのかな?
それがうんともすんとも動かない。
ってことは、トイレに閉じ込められちゃった。

住人はすでに出払って、戸や壁を叩いても、
呼んでも呼んでも、耳の遠い大家の爺さん婆さんには
聞こえず、窓からトイレットペーパーを投げて、
どんどんバタバタ、声を限りに叫んでも、
トイレは奥まっていて、通行人にも気づかれず、
2時間以上経過、だんだん疲れて凍えてくる身体。
せめてカーディガンでも羽織っていればよかったのに。
みんなが帰ってくるのは夜。
わたしの人生は、「トイレで凍死」で終わるのか?

蹴破ろうにも、勢いつかず、ぶ厚い戸はびくともしない。
窓ガラスを外して、その木枠を足場にして、
高い窓から顔を出して、手を振って叫んでたら、
やっと、向こうの洋裁学校の生徒さんが気づいて、
大家さんに連絡してくれた。 
戸は、外からも開かないので、大家さんは、近所の人に
応援を求めるも全然動かず。それで消防署に連絡したらしい。
戸の向こうから、「消防士さんが来るからね!」

「え?消防士さん?」若きイケメン消防士さんを想像❣️
こんなパジャマにすっぴんに髪の毛ぐちゃぐちゃの格好を
見られるのは、恥ずかしい!!ダメダメ 絶対ダメーッ🙅‍♀️

羞恥心が爆発し、火事場のバカ力が出たー! 
何回もトライして失敗していた壁の蜘蛛登り、
アクロバットみたいに逆さになって、
天井の隙間から無理やり脱出の試み→初めて成功✌️
その途端、消防士さん到着❗️
一足早く脱出して部屋に駆け込もうと思ったのに、
最悪だ!髪はふり乱れ、パジャマなんて半分脱げてる状態を
しっかり見られてしまった!
ヘナヘナと座り込む私を、いつのまにか集まってきた
野次馬たちが、ニヤニヤ、ジロジロ 

気づいたらもう、とっくに昼を過ぎ‥ 
ブルブル、ブルブル震えが来て🥶
それから数日間、高熱で寝込みました。

鍵は直してもらったけれど、天井にくっきりと
ついた足跡👣を、つい見上げてしまう 
微妙なトイレタイム。

暮らしやすい町で、大家さんもそこの住人も
大好きだったけど、呼び出し電話や門限が煩わしくなり、
それと、さだまさしが大好きだった住人が、毎日朝から
さだまさしの曲を流しているのが、自分のテンションに合わず、
春まで待って、渋谷と青山の境のアパートに引っ越したのでした。
2022.12.05 / Top↑