
立葵が育ってきました。

これはバラの一種?葉っぱが細長い。

こっちは、姫緋扇?
どこから飛んできたのかコンクリートの間から顔を出しました。

メンバーのEさんが、再読してらっしゃると聞いて、
開いてみました。
沈黙を書いた後、しばらくして書かれた小説。
この後書かれた「イエスの生涯」と、対をなし、
二冊で一冊みたいな本、50歳くらいの遠藤周作さんの
作品です。
弱きキリスト、奇跡を為さない、同伴者イエスの姿。
若い頃、通っていた教会では、遠藤作品、特に「沈黙」は
禁書扱いでした。
読むなと言われると読みたくなる(笑)
遠藤周作さんは、「私が棄てた女」から始めて「沈黙」を経て、
日本の作家の中で、1番たくさん作品を読んだ作家です。
冒涜と言われた作品を読んでみると、反発や痛みを感じる
ところの奥に、悩み格闘しながら、真摯にキリストと
向き合おうとする作家の魂に触れて心を揺さぶられるのです。
彼の作品は、軽いエッセイ以外は、ほとんど読んだと思ってたら、
知らない作品が出てきて、一体どんだけ書いてたんだ!と
呆れるくらい。
時に深く同意し、反発し、理解しようとし、そこだけは
どうしても譲れない、ちょっとそれは!無理 などと、
作品を通して、対話してきたように思います。
彼は、自分の心に肉迫してきた人の一人なんだろうなあ。
「深い河」はうーん??ってとこも多かったのですが、
同じ作品も、自分の年齢によって、ずいぶん感じ方が
違うので、いずれ読み返すかもしれません。
ブログみると、超暇そうなんですけど(笑)あえてこの時期は、
書かない方がーーって事もあり、実は結構やることいっぱいで、
読書に没頭する時間は取れない今日この頃です。
2021.05.02 / Top↑
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