横浜のゴスペルクワイア YCCゴスペルラヴァーズmamaの日記♪

新約聖書の福音書に「姦淫の女」「罪の女」というエピソードが
出てきます。

律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕らえられたひとりの女を
イエスのところに連れてきて、
「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。
モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。
ところで、あなたは何と言われますか。」と聞くのです。
彼らには、イエスを陥れる意図があったのですが、イエスは、言いました。

「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」

彼らはそれを聞くと、年長者たちから始めて、ひとりひとり出て行き、
イエスがひとり残された。
女はそのままそこにいた。
イエスはその女に「婦人よ。あの人たちは今どこにいますか。
あなたを罪に定める者は なかったのですか。」
彼女は言った。「だれもいません。」そこで、イエスは言われた。
「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。
今から決して罪を犯してはなりません。」  ヨハネの福音書8章より

最近、失敗や失言、間違いをしてしまった人を、執拗に追い詰めたり、
叩く、暴く 晒すということが多いように思います。
無責任に切り取られ、ばらまかれた言葉が、群衆心理に火をつける。
当事者でもなく、そこまでその人のことや、事情を深く知ってるわけ
でもないのに、「さぁ皆で正義の鉄槌を下しましょう!」と煽るのは誰?
これって、弱いものいじめの構図では?

私たち、だれでも失敗も失言、間違いはあります。
もちろん自分の言動が間違ったり誰かを傷つけたりした時は、
反省し謝り償うのは当たり前。だとしても、
「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」
冷静に石を下に置いて、胸に手を当てて考えたい。

読んだ本の中に「天使は愛で覆う、悪魔はさらす」というような
言葉がありました。
愛で覆う・・天使の方に近づきたいものです。
謙虚さと品格は日本の美徳 大事にしようよ。
2021.02.11 / Top↑